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エキスパート活用

人材育成に関わって

エキスパート活用例

コンサルティングオフィスおおしろ 大城久美子 沖縄県商工会連合会 エキスパート

人材育成の仕事にかかわって31年目。 そのきっかけとなったのは、私に研修の基礎となるものを教えてくれた。

今は亡き師との出会いだ。 先生は東京で研究所を持ち、日本で有数の企業のリーダーシップ研修を手掛け、日本に心理学の一分野である交流分析(Transactional Analysis 略してTA)を治療分野から産業教育(組織の人材育成)に広めたメンバーのお一人でもあった。

今では、心理学が、広く一般的に使われ、リーダーのカウンセリング的スキルも求められているけれど早い時代にTAを人材教育の中に導入した事は、先見の明があったと思う。

私もTAからスタートし、コミュニケーション、CS(顧客満足度)、接遇、新しいところではキャリア開発と指導内容を広げてきた。

研修講師という立場にあって、先生から最初の頃言われた事は、今でも自分の中に基礎として持っている。

一つは「講師は常に皆と共にあれ、先生になるな、受講者の中に入っていきなさい」

研修中はできるだけ双方通行を心掛け、名前を呼び対話から受講者の考えや疑問を引き出すようにしている。

 

二つ目は「自分らしさを出しなさい、誰かが代わっても同じような研修ならやる必要がない」

これが若いころは難しかった。自分らしさって何?

それを知りたくて米国のエサレン研究所(人間性回復運動の根点として多くのサイコセラピストが心理療法などをまなんでいる)に行く気にもなったのだ。

 

三つ目は「主役は受講者、それぞれが能力を発揮して自立していく事を手伝う」

個人はもちろんだけれど社内の教育において自分達で出来る事は自分達で、とそのノウハウを私は惜しみなく提供しているつもり。

人材育成も他人任せまかせではいけない。 トップやリーダーが真剣に取り組んでこそ成果は出る。

私たちはそのお手伝いをする事になる。 ここ10年くらいキャリア開発(デザイン)という考え方が人材育成の一環として広く導入されてきている。 この厳しい時代に一人一人が強い力を発揮する事で組織も成長する。社員が仕事は与えられ、させられていると思っていたのでは知恵も自制も出てこない。

キャリア開発とは社員がこの会社に入って何を学び、どんな能力を伸ばしたいか、そして○年後どんな自分になっていたいのか、そのためにはどうような仕事を経験していくかと自分のライフサイクルと併せてキャリアプランを考える事であり、又自分はこの仕事にどんな意味(価値)を持っているのかに気づくことである。

上司が部下とキャリア面談が出来、それを支える人事制度も整っている必要がある。

人はこの仕事が自分を成長させ、より良い人生を生きるためにあると思う時、エネルギーも知恵も湧いてくる。

責任を持たせた仕事の領域に広い権限を与える事も大事だ。 大きな組織だけでなく小規模の事業所でも大いに取り入れてもらいたい。 今、日本型経営が見直されている。 本来、日本は「育てる文化」というのがあった。 働く喜びを中心に据え、社員の自立性、達成感、成長、人との関係性を育てていく。 社員教育で社員の資質を高め、持てる能力を十分に発揮させることが業績アップにも繋がる。

個人の生き生き度が組織の生き生き度となる。 そのためにもエキスパートバンクを利用したら良いと思う。 振り返ってみると私は、この仕事で多くの人と出会い、多くの経験をし、成長させてもらったと思っている。

これからの自分自身のキャリアプランを考えながら、自分の持っているもので精一杯社会にも貢献し、新たな事にも挑戦したい。

キャリアを考える事は人生を考える事でもあるのだから。

 

 


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